第52回九州リウマチ学会
メインテーマ:「リウマチ性疾患の社会的寛解を目指して
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医療法人 創起会 くまもと森都総合病院
 
大会長挨拶
第52回 九州リウマチ学会
大会長 中村 正(くまもと森都総合病院)
第52回 九州リウマチ学会
大会長   中村 正
(くまもと森都総合病院)
 この度、第52回九州リウマチ学会を平成28年9月3日(土)・4日(日)の2日間、熊本市民会館で開催させて頂くことになりました。大変光栄に存じます。
 リウマチ膠原病領域では、関節リウマチにおいて早期診断、早期治療介入の概念が普及・定着し、全体として機能および生命予後の改善が得られつつあります。この「成功事例」にならい、予後不良の難治性病態として取り残されている全身性強皮症においても、臨床所見を組み込んだ新たな分類基準が作成され、これを用いることで皮膚硬化の進行度や臓器障害の予後がある程度予測可能となり、今後こうした新しいリウマチ性疾患の診療概念の確立でリウマチ医療が標準化され、多くの患者の福音につながるものと期待されます。
 しかしながら、臨床現場においては診断未確定例や難治例、高齢化に伴う合併症併存例、等々、多彩な症例が目の前にあり、単にガイドラインを踏まえた内容だけでは対処しきれないことも事実です。そこで、今回は「リウマチ性疾患の社会的寛解を目指して」をテーマに、主題を「RA治療の変遷と関節外科的介入の考え方」と「難治性リウマチ性疾患に対する薬物療法の実際」として、整形外科系および内科系の立場でそれぞれ一歩立ち止まりながら、実地医家による早期例の的確な抽出と専門施設での適切な治療介入を可能にする密接な診療連携の構築、さらには、社会的寛解を見据えた新たなリウマチ医療進展の出発点にしたいと考えております。
 学会では教育講演・各セミナー・市民公開講座を計画し、主題に沿った多数の演題のご応募、そして、リウマチ診療に携わる多職種の皆様のご参加をお願いし、活発な討論で会を盛り上げて頂くことを切にお願い申し上げます。
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